腎臓マッサージで健康に

今回は腎臓マッサージで得られる効果などをお伝えします!

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腎臓は、全身の臓器ネットワークの司令塔ともいえる存在です。そのため、最近では「腎臓が寿命を決める」とまでいわれるようになりました。

 しかし、「我慢強い臓器」である腎臓は、その状態がかなり悪くなるまで自覚症状が現れず、健康診断などで初めて異常を知らされることも少なくありません。

 

 腎臓の役割

1.老廃物を体の外に出す

腎臓は血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ追い出してくれます。
また、体に必要なものは再吸収し、体内に留める働きをしています。
腎臓の働きが悪くなると尿が出なくなり、老廃物などが体に蓄積し尿毒症になります。

 

2.血圧を調節する!

腎臓は、塩分と水分の排出量をコントロールすることによって血圧を調整しています。
血圧が高いときは、塩分と水分の排出量を増加させることで血圧を下げ、血圧が低いときは、塩分と水分の排出量を減少させることで血圧を上げます。また、腎臓は血圧を維持するホルモンを分泌し、血圧が低いときに血圧を上げます。
腎臓と血圧は密接に関係し、腎臓の働きの低下によって高血圧になることもあります。
また、高血圧症は腎臓に負担をかけ、腎臓の働きを悪化させることもあります。

 

3.血液を作る

血液(赤血球)は骨髄の中にある細胞が、腎臓から出るホルモン(エリスロポエチン)の刺激を受けてつくられます。
腎臓の働きが悪くなると、このホルモンが出てこなくなってしまうため、血液が十分につくられず貧血になることがあります。

 

4.体液量・イオンバランスを調節する!

腎臓は体内の体液量やイオンバランスを調節したり、体に必要なミネラルを体内に取り込む役割も担っています。
腎臓が悪くなると体液量の調節がうまくいかないため、体のむくみにつながります。 また、イオンバランスがくずれると、疲れやめまいなど、体にさまざまな不調が現れることがあります。

 

上記の働きが腎臓にはあります!とても重要な臓器とも言えます。

 

マッサージ方法

1.まず、おへそのすぐ横に中指の第一関節をグッと押しあてます。
2.指が止まるところまで押したら、そのまま上下に手を大きくグリグリと動かしましょう。
3.おへその横から親指二本分外側に動かし、2と同じように上下に手を大きくグリグリと動かしましょう。
4.そのまま手を上下に動かしながら脇腹の方まで移動していきます。
5.脇腹(肋骨と骨盤の間の部分)まできたら左右の手をグーにし、指の第二関節をあてます。そのまま上下にグリグリと大きく動かしましょう。(肋骨は弱く、折れやすいため肋骨にあたらないよう十分注意してください。)
6.次に、拳の部分にある第三関節を脇腹部分にあて、背骨の方に移動しながら上下に動かします。
7.背骨から親指の幅3本分程外側に「志室(ししつ)」というツボがあるので、この部分をグリグリと第三関節を使って5〜10回ほど上下に動かしてマッサージします。
8.「志室(ししつ)」から親指1.5本程内側にある「腎兪(じんゆ)」というツボに人差し指の第一関節を押しあて、手を上下に動かしてマッサージします。

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腎兪と志室が痛い場合は、だいぶ腎臓がお疲れになっているサインです!